信用情報機関についての基礎的な知識について
2017/09/28
金融機関がキャッシング審査で、もっとも重要視していると言われているのが個人信用情報です。個人信用情報には、それぞれの個人と金融機関との取引が、全て情報として記載されています。それらの個人信用情報情報は、ある程度の期間は記載されていることになりますが、情報によって記載されている期間は違っています。
そしてこの個人信用情報の収集と管理、そして加盟している金融機関に対して個人信用情報の提供を行っているのが、日本に3つある信用情報機関です。消費者金融などの貸金業者、クレジットカード会社、銀行などすべての金融機関は3つの信用情報機関のどれかには加盟しています。また、一つの金融機関が複数の信用情報機関に加盟していることも少なくありません。
3つの信用情報機関はそれぞれ独自の情報を保管していますが、一定の情報を共有していますから、個人がどこかの金融機関での取引したことを他の金融機関には秘密にしておくことは不可能という事になります。
例えば、キャッシングの申込みのときに、他社との取引件数をすくなく申告しても、金融機関にすぐにバレてしまうのは、個人信用情報が信用情報機関を通じて金融機関で共有されているからなのです。これは、虚偽の記載としてキャッシング審査に落ちてしまう原因となってしまいますから、無駄なことは止めましょう。
キャッシング審査に重要視される信用情報機関の個人信用情報ですが、そのなかでも事故情報や移動情報の記載はとくに重要視されています。すべての金融機関がそうではありませんが、事故情報や移動情報に記載があればキャッシング審査に通らなくなることがほとんどです。
個人信用情報の事故情報や移動情報には3ヶ月以上の返済の延滞情報、自己破産を含む債務整理の実施履歴などの、いわゆる個人の金融事故の履歴が記載されています。
事故情報や移動情報の記載は、それぞれの信用情報機関によって情報の保存期間が違いますが、先程も述べたようなそれぞれの信用情報機関では、情報が共有されていることから情報自体は、一番長い保存期間の信用情報機関の情報が残っていると考えたほうがいいでしょう。
自分の個人信用情報について知りたいということであれば、どの信用情報機関であっても開示請求によって情報開示を求めることができます。
もし、自分の個人信用情報について間違いがあれば、正しい情報にするように請求することもできます。それに、自分の借り入れの状況がはっきりとわかります。